皆さん、ご機嫌いかがでしょうか?
セラピストの浅田真夕子です。
あと数日で、今年のカレンダーも最後の1枚になりますね。
毎年この時期になると、月日が経つのはなんて早いんだと驚かされます。
さて、本日はHSPについてです。
HSPの人は「共感能力」がとても高く、過剰に刺激を受けやすいという特徴がありますよね。
神経質だからということではなく、敏感がゆえにそれだけ反応しやすいからなのです。
人の気持ちや空気を察する能力も長けていますので、些細なことにもひどく動揺してしまったり、何かにつけて恐怖心を感じてしまったりします。
この敏感すぎる気質は生まれ持ったものなので、治療をすれば治せるというものではありません。
それでは、HSPの生きづらさは、これはもう仕方がないことなのだと諦めなければならないのでしょうか?
いいえ、そんなことはありません。
HSPの生きづらさに大きな影響を及ぼしているのは、じつは心の傷であることが多いのです。
人間であれば、心に傷がない人はいません。
ですが、HSPの人は敏感すぎる気質がゆえに、自分が今まで育ってきた環境の中で、すでに心にダメージを負っていることが少なくありません。
そうでなくても、些細なことに反応しやすいHSPの人です。
心にダメージを負って傷ついた状態では、何かにつけて心の傷が反応してしまい、敏感さがさらに増してしまうことになります。
その結果、心の傷が重症化してしまうこともあるのです。
そのため、HSPの人にとって心のメンテナンスは必須です。
HSPだから生きづらいというわけではありません。
ありのままの自分で、繊細さを生かしてラクに生きているHSPの人もいます。
そのためには、周りの人や周りの状況に振り回されない、自分にとってベストな心の状態を保つことが大切なのです。