皆さん、ご機嫌いかがでしょうか?

セラピストの浅田真夕子です。

さて、今日は「謙虚な人」からの卒業について書いてみますね。

 

HSPの人は“敏感すぎて傷つきやすい人”と言われています。

確かに、敏感がゆえに過剰に刺激を受けやすいという特徴はあります。

しかしそれでは、HSPの人の心は傷ついてしまう一方で、ボロボロになってしまいます。

まずは「自分自身の心は自分で守る」という術も身につけなければいけません。

 

HSPの人は、生まれつき人の気持ちを察したり、空気を読む能力に長けていると言われています。

そのため、自分以外の人に意識が向いてしまいがちです。

自分以外の人に意識が向いてしまうと「自分はどう思っているのか?」よりも「私は人からどう思われているんだろう?」を優先してしまうのです。

そうでなくても、人の気持ちを察する能力に長けているHSPが「私は人からどう思われているんだろう?」と相手にフォーカスしてしまうと、自分を蔑ろにしてしまいがちです。

 

その結果、とても“謙虚な人”になります。

「実るほど頭を垂れる稲穂かな」という言葉があるように、私たちは小さい頃から「謙虚なことは良いこと」と教えられてきました。

ですが、HSPの人が“謙虚な人”になってしまうと、高圧的な人から攻撃されたり、嫉妬されて傷つけられてしまうのです。

傷つきやすいHSPの人は謙虚さよりも自己防衛。

人の気持ちを察する能力に長けているHSPは、生まれつき十分な謙虚さが既に備わっていますから、自分が変に謙虚にならない、相手に怯えないことが大切なのです。

 

人のご機嫌をとらない、物怖じしない、人のために生きない。

でも、そんなことを言われても難しい!という人は、心の奥に「人に嫌われるのが怖い」とか「人の目が気になってしまう」という恐怖心(心の傷)があるかもしれません。

心の傷をケアして“恐怖心”を癒すと、不思議と「あれ?気にならなくなった!」になります。

必要以上に謙虚な人でない方が、周りの人が優しく接してくれたり、あなたを尊重してくれるようになるんですよ。

それは、自分が自分をどう扱うか?によって、他人があなたをどう扱うか?が変わってくるからです。

 

「謙虚なことは良いこと」それはもう古い価値観になっていくのではないでしょうか?

「謙虚であれ!」という人ほど、自分の思いどおりに他人をコントロールしたいという願望が隠れています。

自分の思いどおりに他人をコントロールしたい人にとっては、謙虚で、控えめで、NO!と言えないHSPは好都合なのです。

他人に気を使い、変に謙虚にならなくていいんですよ。

“謙虚な人”から卒業することが、生きづらさから卒業することにつながります。

ラクに安心して毎日を過ごせるようになりましょう!