ご機嫌いかがでしょうか?
セラピストの浅田真夕子です。
さて、今日は機能不全家族の「依存的な愛」について少し書いてみようと思います。
アダルトチルドレンの人は、これまで育ってきた環境の中で、心に傷(トラウマ)を負って生きづらさを抱えています。
そして家族として健全に機能していない「機能不全家族」で育ったために、共依存という関係になっています。
機能不全家族とは、虐待(精神的なものを含む)、ネグレクト(精神的なものを含む)、両親の不仲、感情の抑圧、過干渉、貧困、教育熱心過ぎる、などの問題がある家庭のことを言います。
このような家庭環境で育ったアダルトチルドレンの何が問題かと言いますと、愛ではないものを愛だと思い込まされて育つという点です。
それは家族が共依存という関係になり、依存的な愛に支配されてしまうということなのです。
健全な愛とは、子どもの成長とともに手放す愛・見守る愛です。
ですが、心に傷を負った人の育った機能不全家族の愛は、突き放す愛・見捨てる愛だったりします。
また、過干渉、過保護、教育熱心すぎる家庭の場合は、自己犠牲の愛・尽くす愛・耐え忍ぶ愛・私しかいない愛・あなたを救ってあげる愛です。
それって本当に愛なのでしょうか?
安心安全を感じられる、温もりを感じられる愛なのでしょうか?
耐え難きを耐える、これは日本では美化されることですね。
ですが、自己犠牲・相手のために尽くすことは、相手の判断力や自分で生きる力を奪ってしまう行為なのです。
依存的な愛に支配されてしまうと、自分の人生を自由に生きることができなくなってしまいます。
突き放す愛とか見放す愛ではなく、子どもの人生を尊重する手放す愛・子どもを信じる見守る愛が、健全な心を育てるのです。
この共依存の関係から抜け出すためには、アダルトチルドレンから回復することです。
そして、親も子供もみんな各々が、自分のことを幸せにすることに専念し、好きなことをして自由に生きることなのです。
いつもありがとうございます。感謝♡